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谷秦山邸跡


2004年10月7日 夕方になり、職場の近くの谷秦山邸跡を訪ねました。


香美市土佐山田町の秦山町には2つの史跡、「庚申堂」と、この「谷秦山邸跡」があります。
南学中興の祖、谷秦山は谷丹三郎重遠といい、はじめ秦泉寺にある城山=秦山の屋敷に住んだことから「秦山」の号をつけたそうです。
ここは谷秦山が38才(元禄13年(1700))から、亡くなった56才まで住み、塾を開いた所と伝わっています。
谷秦山の墓は同じ土佐山田町にあります。


区画の中央に四角い石碑があります。
よく見るとその北面に谷秦山先生邸址碑と書かれていて、他の三面には秦山の作った歌が彫られています。
昭和十二年に寺石正路氏により顕彰文が書かれ、地元の矢井田氏により建てられています。


昭和12年に作られたこの碑は頭に日時計を乗せています。
儒学だけでなく天文学などにも通じていた秦山を象徴したのでしょう。

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