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熊野神社


2004年10月9日 藁原神社に引き続き、近所の熊野神社に行って来ました。藁原神社と同じく職場に近いので何度か来たことがあります。


熊野神社の北方にある神奈備の鈴ヶ森です。
古代に神を祀る山を神奈備といいました。
長宗我部地検帳には「神ノ山アリ」と記されているそうです。
この山の真南のここは古来からの聖地だったらしいです。


 向こうにわらぐろやビニールハウスが見えるように、新改川のすぐ北側の田園地域にあります。


 普段人はいませんが社務所もあり、構成としては藁原神社より大きい感じです。

     
こまいぬさん、うん、と口を閉じています。                   


こまいぬさん、あ、と口を開けています。


 この手水は左が宝暦12年(1763)、右は安永3年(1775)に寄進されたようです。
 手水舎は新しく復元され、古いものがちゃんと残されていますね。


土俵もあります。今も奉納相撲が行われているのでしょうか。


拝殿です。由来書が右の壁に掲示されていました。
それによると、700年ほど前の平安鎌倉の頃に土佐古代の名族八木氏が、
この古来からの聖地である当所、松本谷、西谷の三カ所に紀伊の国から
熊野三社を勧請したのです。明治43年には松本谷、西谷の社を
日吉の神たちとともに当神社に合祀し今日に至るということです。


 宝永5年に再建されたという本殿です。


 再建時には彫刻にはあまり力を入れてない感じです。


 拝殿脇の八坂神社です。


 こちらの方が彫刻はよくできています。


境内にはいくつかの歌碑が置かれています。

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