2004.10.9 香美市立香長小学校入口のすぐ近くの神社です。
土佐山田から新改を通る県道脇に第一番目の鳥居が建っています。
向こうのビニルハウスの右端にわずかに見える鳥居が第二番目の鳥居で、そこから参道は左に曲がります。
曲がると鎮守の森の前にまたいくつかの鳥居が見えます。
周囲はネギ、ニラの産地で、のどかな雰囲気です。
境内の入り口で狛犬が迎えてくれます。
こまいぬさん、あ(阿)。
こまいぬさん、うん(吽)。歯を食いしばっている。
境内の様子です。
手水鉢の石に彫られているのは天保10年(1840)か。
拝殿にかけられた額。その脇の電灯がなんともいえずいい雰囲気です。
横に回ると小さいけれど立派な本殿が見えました。
結構がんばって彫刻がなされています。
しかし、残念ながらこの社には由来書の掲示がありません。
というのも、神社明細帳に掲載するため明治政府に提出した
内容にも、「祭神未詳、勧請年月縁起沿革等未詳」となっていて、
古くから須江の総鎮守であり藁原大明神と呼ばれていたようです。
明治元年には改称のお達しがあり藁原神社と改称し、
社格を村社にしたといいます。
本殿は三軒社流造柿葺(さんげんしゃながれづくりこけらぶき)で、
現在は屋根を亜鉛鉄板で覆っているそうです。
拝殿の横には近所の高芝家先祖を祀る若宮八幡の境内社がありました。
さらに本殿の後ろに回るとすばらしい自然のオブジェがありました。
樹木の洞が突き抜けて向こうが見えています。
祭りには大人も子供たちも一緒ににぎわいます。