
自動券売機で400円支払い、出てきた引換券を窓口に出して入場券を受け取ります。

懐徳館に来ました。
ここは天守閣と並んで本丸を構成する建物のひとつの正殿(客殿)で、重要文化財です。

左手を見ると美しい緑が。でも、右手の正殿に進みます。

ここが謁見の間です。容堂公の書がかかっています。「苦しゅうない、近う寄れ」なんて言葉が思い浮かびます。

万一の時、この「武者隠」から武者が飛び出して殿を助けます。

縁側からのながめですが、塀の外は高い石垣です。

塀には横長の隙間が作られて下の様子を見張ることができます。

客殿の欄間はどこかで見た形ですね。お菓子の「浜幸」の包み紙にあったような。

分厚い扉が開いている所を過ぎると天守閣です。

天守閣北側にある石落とし口や忍び返しです。

格子窓から見る高知市街

格子窓の下には小さい窓が並んでいます。座って射撃するため低い位置にある鉄砲狭間です。

天守閣1階は天井まで届くような江戸時代のジオラマがセットされていました。
高知城は、関ヶ原の戦いの翌年(慶長6年)から、土佐の守を命じられた山内一豊が百々越前の守を普請総奉行としてに築城させ、
2年後(慶長8年)に完成しました。

急な階段です。こんな急な階段を鎧を着て上がり下りしていたのでしょうか。
江戸時代は平和な時代だったので、天守閣の中で鎧を着ることはなかったのかもしれませんね。

2階にも小さいジオラマが置いてありました。天守閣内の広さではこの大きさがちょうどです。このジオラマでは、今はない三の丸の
政務を司る建物群や二の丸の藩主が生活していた御殿が再現されています。

太い柱の継ぎ目ですが、割れないように鉄の枠で締め付けてあります。

高知市街を見渡すことができる天守からの眺めです。
本丸を構成する他の建物が見えます。全て江戸時代のものであり、重要文化財に指定されています。