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田中光顕宅跡

 天保14年(1843)生まれ。佐川領主深尾鼎の家臣。
 幕末には坂本龍馬や中岡慎太郎たちと協力し倒幕運動を行いました。
 明治になり、陸軍少将、宮内大臣として活躍、維新の志士たちの顕彰を行いました。
 しかし、堅いばかりではなく、「宮内大臣の結婚騒動」として新聞をにぎわせたこともありました。67才になる明治42年(1909)、21才の女性(東京神田の小林家の妾の子孝子)を後妻に迎えようとしたが、周囲から猛反対され、とうとう断念したばかりか、宮内大臣の役職も棒に振ってしまったということがありました。(朝日新聞明治42年1月25日)


2002年3月24日 佐川を訪れました。地図もなく、地域の方にお聞きしながらたどりつきました。


国道から細い路地を北に入ると小さな橋を渡り小さな公園に出ました。


「伯爵田中光顕公宅址」の碑。元帥公爵山縣有朋書です。


小さな児童公園を石碑が見守っているようです。

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