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乗台寺



2003年2月17日 真言宗智山派乗台寺を訪れました。


南北朝時代の正平19年佐川郷三野城主により建立されています。
佐川城主三野氏、中村氏、久武氏の菩提寺でした。
東光寺、八幡寺、宮原寺、横倉寺など数々の末寺をもっていましたが
それらは明治の廃仏毀釈により廃寺となり統合されました。


境内には本堂、大師堂、観音堂、地蔵堂、位牌堂、佐川文殊堂、梵鐘堂、宝物殿があります。


庭園は昭和10年文部省の指定名勝となり、昭和31年に高知県指定名勝に移行しました。


山内藩政時代に深尾城主の祈願寺となりました
二代深尾重忠公の奥方が病気の折り祈願をしたら全快し、そのお礼としてこの庭が築かれたそうです。


盛んにシャッターを切る私を見つめていたネコです。


佐川城主久武内蔵之助の墓、黒い石碑の左向こうに小さく見えるのが奥方の墓です。


代々寺を守ってきた住職の墓もあり、その数がこの寺の歴史を語っているようです。

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