2011年4月29日に訪れました。
仁井田神社の入口です。樹齢700年超の楠の大木が立っています。
これより手前、南に約300mに大鳥居の建つ御旅所があります。
神橋からしばらくの社叢には少し薄暗いほどの雰囲気が漂います。
安政の地震後に奉納された手前の神橋には津波の警句が彫られているそうです。
あまり高くない石段の上に拝殿が見えます。数百年の歴史のなかで津波は上まで来なかったのでしょうか。
地方の神社としては立派な様子です。宝物殿や社務所などもあります。
天正15年(1587)頃、窪川の仁井田明神を勧請、大日根子彦太瓊命 ほかを祭っているそうです。
後ろに回るとやはり立派な本殿がありました。
中城家、川島家のような廻船業などの経済力が地域にあったのでしょう。
奉納された石灯籠に川嶋猪三郎春麿という名が彫られています。
元は中城家と共に種崎の名家といわれ、坂本家とも縁のある
川島家の6代目です。