土佐の歴史散歩香美市>山田堰跡

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山田堰跡



物部川の中流、香美市土佐山田町の談義所国道交差点から南へ少し入ると物部川の堤防に出ます。
その堤防の川と反対側にこの碑があります。


堤防の上から見るとまるで古墳のような遺跡が見えます。


これは、寛永16年に野中兼山が作らせた山田堰の井口を、堤防改修の時に掘り出し、ここに置いたものです。
この井口の天井の石には忠義公をはじめ関係者の名前が、彫り込まれていました。


山田堰跡の公園です。草地の右手奥に横切っているのが堰の跡で、堰の一部が遺構として残されています。


カーブを描きながら斜めに川を横切って堰き止めて水を両岸に配水していたものです。
10万石に満たない石高であった土佐藩を一躍20万石以上にしたのは、このような堰を
物部川や仁淀川、松田川などに造り、潅漑用水ができたことが寄与しています。


対岸にもその痕跡が石畳のように見えていました。


今は近代的なコンクリート造りになっていますが、一番右が水運を盛んにした舟入川の元です。



山田堰の歴史やしくみ、その配水のようすを展示してあります。

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