2013年1月31日(木)
木戸家の墓所は検察庁の裏にある墓地にあり、沢山の墓石が並んでいます。
木戸明の墓です。
大正五年(1916)九月十三日に83才で没。
父は幡多地方屈指の富商吸田屋三代目木戸廣之助でした。
遠近鶴鳴に学んだ後、京で国学、経史を学びました。
京では時勢も知り、帰郷後、勤王運動に奔走したそうです。
維新後は文教の頽廃を憂えて家塾「游焉塾」を開きました。
その後、中村尋常中学校が開校すると招かれ教職につき、高知中学校
にも奉職し50年間の教職生活を送り、晩年は郷里で家塾を続けました。
書や詩に優れていたといわれています。
中村大神宮南隣りには木戸明游焉塾跡碑があります。
木戸明の墓は山本泰三著「土佐の墓」に掲載されています。