土佐の歴史散歩梼原町>茶堂

茶堂


2002年5月 初めて梼原の町を訪れました。旧掛橋和泉邸・虎太郎庄屋屋敷を見学した後、山道にさしかかりました。


ここは旧往還でしょうか、小径の先に小屋が見えました。


小屋の周囲は戸もなく、三方開け広げです。上を見ると藁葺き屋根の裏側が見えました。


吹き抜けの小屋の中には神棚があり、5体のお地蔵様が祀られていました。


藩政時代に、この地域の開祖である津野氏の霊を慰めるため、津野山地域の
あちこちに建てられ、信仰の場でした。後には、この地を訪れる旅人を茶菓で
もてなし、交流の場となりました。これは町組の茶堂です。


維新トンネルの方に向かう道路際には川西路の茶堂があります。


この茶堂も三方吹き抜けです。


内部は板張り、神棚、仏壇?もあります。

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