安田川の橋にさしかかると、安田の町の奥にそびえる高い山が見えます。
そこには行基が開基とされる四国霊場第27番札所の竹林山神峯寺があります。
頂上部は公園となっていて見晴台があり、室戸から足摺まで見渡せるそうです。
2004年7月3日 安田川の1kmほど少し西です。ドライブイン27で国道から分かれて山に向かいます。
登り口への方向案内板です。
しかし何故かよさこい秘話の看板も立ちました。
駆け落ちの途中で捕らえられたお馬は、須崎に追放される前にこの安田に追放され、
坂本屋で奉公していたというもの。
神峯寺までは普通の山道で、マイクロバスでもプロはあがれますが、神峯寺のまだ上にある
神峯神社へは普通車がやっとの道で、しかも急勾配です。
見るからに立派な構えです。神の領域か、人の気配がありません。
階段脇にありました。
高知県保護文化財 (建造物昭和30年8月19日) 神 峯 神 社 本 殿 ・桁行3間梁間5間1間向拝付 単層屋根入母屋造り据千鳥破風 向拝縫破風軒唐破風付屋根柿葺 ・大山祗命を祭神とし天照大神天児 屋根命応仁天皇を併せ祀っている。 ・神峯神社日記によると今を去る 2600年余の昔神武天皇東征 のみぎり「神の峯として石を積み神雛 を立て祭られたるに起源す」とある。 |
軒下の木組みやそれに施された彫刻など、人の気配のない
神社にしては素晴らしいものがあります。
軒下の階段の両脇に立つ柱と柱に組まれた立派な龍の彫り物です。
建物は昭和30年に高知県保護文化財となっています。
その昔は軍の神様だったのかなあ。
そういえば、瀬戸内海大三島の大山祇神社は水軍の神様で有名でした。
正面の賽銭箱にお賽銭を入れて、お願いをしてきました。
拝殿の斜め後の山中に白い岩があります。燈明巖(とうみょう
いわ)というようです。太古から夜半になると青白く光るので
この名が付いたそうです。特に戦争などの国難や大地震
などの異変のときに光るとの伝えもあるとのことです。