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八王子宮


2005年4月13日と5月15日に土佐山田町の八王子宮に行きました。


桜の名所としても有名な八王子宮です。


満開過ぎてかなり道路に積もっていました。
灯籠がずらっとならんでいい感じです。


駐車場に出ました。右の建物の後ろが公園のようになっています。


石段を上がると拝殿、本殿があります。

2005.05.15
手水舎と狛犬さん。


右側の狛犬さん。

土佐山田町指定
 史    跡 八王子宮(昭・四五・三・二六指定)
 有形文化財 本殿 弊殿 拝殿(昭・六0・三・一0指定)
         絵馬台(昭・四四・一・一七指定)

 社伝によれば、室町時代にこの地の領主山田氏が近江国(滋
賀県)から勧請したといわれ、もと明治地区の八王子にあったが
野中兼山が中井川を掘るにあたり、寛永十七年(1640)、現在地
に遷座した。
 現在の本殿は、大型の一間社入母屋造妻入で、全体の立ちが
高く平面は縦長である。棟札、建築様式などから文化五年(1808)
の建立で、のち江戸時代の末に改造が行われたと考えられる。
 弊殿拝殿は、本殿改造の頃の建築とみられている。梁間三間
の入母屋造平入の大型社殿で、正面には千鳥破風が、向拝と
両側面には唐破風があり、装飾性の高い建造物である。
 藩主山内氏をはじめ人々の崇敬厚く、それを物語る元禄三年
銘の石灯籠などなど数々の奉納物がある。絵馬台は、高さ三メ
ートル、長さ十メートル余り、唐破風、脇障子が付いており、これ
に河田小龍、広瀬金藏の五点の芝居絵をとりつけるようになって
いる。

                  平成元年三月二十九日
                  土佐山田町教育委員会


拝殿の入り口屋根下にはたいへん美しい彫り物があります。


横から拝殿を見る。


暗い室内にかかる黄金の八王子の額


同じ室内にある、絵馬。
消防自動車が描かれているのは珍しいなあ。


河田小龍や広瀬金蔵の作品があるという。

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