2007年5月11日(金)
「風の里」西端の鶴松森登山口展望台にて(20基の風車が一望できる)
須崎から津野町に向けて車を走らせます。
下分を過ぎて津野町に入ると右手にヤマザキストアがありました。
そこで、飲み物などを仕入れて、向こうを見ると山並みの上に白い
塔が何本も見えました。それは「風の谷のナウシカ」を想い出させる
に十分です。
車を進め、役場、精華小学校を過ぎると左手に「風車の駅」の
看板が出ています。立ち寄ってみると地場産品の直売所があり
ました。入り口には「葉山風力発電所PR館」があり、中に入ると
風力発電のしくみなどの説明パネルやDVD再生のガイドなど
を見ることができるようになっていました。・・・・展示されていたパネル
また、ここには風車の羽根の1枚が展示されていました。
長さは約30mあります。
「目に青葉、山ホトトギス、初鰹」の言葉がピンと来る、自然林の
美しい初夏です。
さきほどの「風車の駅」の売店でもらった地図を頼りに国道から
右手の小集落に入り、そこから上ります。
1基目の風車に着きました。空に向かってそびえ立っているようです。
風は北から吹いていて、風車は道路からは後ろ向きになっています。
9:30頃、高知を出発したときは青空だったのに、次第に雲がかかって
きました。まあ、このぐらいなら趣があっていいのですが、べったり雲が
出てしまうと、白い被写体なので目立たなくなってしまいます。それと
風向きが変わってどちらかに頭を振ってくれればいいのに。
3基目ぐらいで前方に並んだ風車群が見渡せます。
ここで車を降りて何枚か写真を撮りました。
向こうに見える山が鶴松森だそうです。
地元の人が三脚を据えて撮影しようとしていました。この方に聞くと、
この施設ができてから初めてこんないい天気になったそうで、私は
始めて来たのについている、ラッキー!
20基並んでいる途中では、このような石灰岩が露出している
「カルストゾーン」とか、風車に近接した急な丘に階段がついていて
風車の高さで近くから風車を見ることができる「体験ゾーン」などの
名称を付けた特徴のある公園整備が進んでいます。
アップを一枚バシャッ!
ゆっくり回っていてもプロペラの先端はかなりの
スピードで動いていて、内部の発電機の音に加えて
シューッ、シューッという風切り音が連続して
鳴っています。
風の里から北方には石灰石を露天掘りで採掘している鉱山
で、元の頂上から1/3ぐらい削り取られた鳥形山が見えます。
昼時には発破の音と立ち上る土煙が見えました。
風車の列の中程に展望台があります。
そこからは今通ってきた風車の列が見えました。
展望台には大型の双眼鏡(無料)が備えられています。
また、足下には、国道に沿ったいくつかの集落やその向こうには
野見湾が、続いて土佐湾が開けて見えました。空気の澄み切った
日には室戸岬まで見えるそうです。
トイレのある広場にも1枚の羽根が展示されていました。
五月のさわやかな風が吹いていて風車はゆっくりと回っていました。
冬の「風の広場」です。
強い風で、太く丈夫な羽根も弓なりにそります。
「風の広場」脇に小さな祠がありましたが、神様も驚いていることでしょう。