2013年2月14日(木) 延喜式内社 南海道土佐二十一坐の一つです。
幡多の三つの古社のひとつで、伊豆田坂の西鳴川谷高知山にあるという伊豆田神社を訪ねました。
四万十市から足摺方面に向かう国道321号線で、四万十市と土佐清水市との境界にある
伊豆田トンネルを抜けるとすぐ右手に三原村に向かう道路があらわれます。
ドライブイン水車まで行くと行き過ぎです。
この道路に入り、2kmほど進むと写真のような場所に辿り着きました。
確かに、伊豆田神社と刻まれています。
そして、「鳴川谷に沿って0.8キロ
高知山を背に鎮座」と小さい文字ですが添えられています。
途中に鳥居がありました。
普通車がどうにか通れる道です。一部崩落しそうな所があり、不安でした。
そこで、途中で少し広い場所を見つけ、車を置き、そこから歩き、やっと注連縄が見えました。
神橋と石段です。
水盤には山内家の三葉柏の紋が入っています。
山内家もここまでやってきたのでしょうか?
さあ、石段を上がります。
木漏れ日に美しく光る苔むした石段です。
山間のこの立派な石段は多くの人々のお詣りを支えたのでしょうか?
かわいい狛犬さん、うん。
狛犬さん、あ。昭和十八年九月吉日と刻まれています。命を懸けて戦争に出る出征記念奉納です。
少し戻って社殿正面を撮影。
境内の平地が非常に狭いので、一杯に下がってもこれだけ。
本殿は囲われていて様子を見ることはできません。
こんな山の中にある神社が延喜式に選ばれたのは何故?
途中の植林の間には、住居址なのか、畑地だったのか石垣を積んだ場所が見えました。
数百年前には人々が暮らす場所だったのでしょうか?今では想像ができません。