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近藤長次郎邸跡


 2004年12月5日(日) いつもよく通る道路なので、大膳様と同じく、そのうちにと思っているうちに今日になりました。

 上町2丁目電停から南に約100mの道路東側。旧水道町と旧通町の間です。
 近藤長次郎(後の上杉宗(宋)次郎)は天保9年(1838)大黒屋伝次の長男として生まれ、坂本龍馬について活躍しました。
 神戸海軍繰練所から亀山社中に入りました。ユニオン号を薩摩名義で購入し長州に渡すことが成功し、得た報酬で海外留学を企てたことが発覚、慶応2年自刃したということです。29歳でした。


車道から碑面は見えません。この通りは交通量が結構多い
のでここに車を止めると邪魔になります。
ちょうどこの東裏側に一方通行の小さい通りがあるので短
時間ならそこに止めるといいでしょう。
また、旧水道町を少し東に行ったところに「龍馬の生まれた町
記念館」ができたので、そこに車を止め、徒歩でこのあたりを
見るのもいいでしょう。必要なら同館で無料の観光ボランティ
アガイド
を依頼することも可能です。


家業が饅頭屋なので「饅頭屋長次郎」と呼ばれていましたが、
幼時から剣道、学問を好み絵師河田小龍にも学んだといいます。
22歳の頃、同じ上町の刀工左行秀の資金で江戸留学、文久3年、
その勉学が藩に認められ名字帯刀を許されたそうです。

近藤長次郎邸跡は前田秀徳著「龍馬からのメッセージ」に掲載されています。

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