TopPage

高知城北回り


2005年9月11日県立文学館に「山内一豊と見性院展」を見に行きました。そのついでに再び高知城へ。夕方5時頃で、しかも天気は曇り空という写真撮影には悪条件でした。

(2005.8.19)
「杉の段」から三の丸を見上げると、その石垣が取り去られ、
長宗我部時代に築いた石垣などが出土するなど、調査されて
います。
高知城の石垣はチャートが主だそうで、割れたり抜け落ちたり
して危険になっているので、積み直すそうです。その工事を
利用して発掘調査を行っているようです。>高知県文化財団埋蔵文化センター高知城三の丸発掘調査


三の丸の石垣を見ながら「杉の段」を奥に進んでいくと北側の通りに出ます。
北側は石垣にも生き生きとしたコケが生えて、ひっそりと落ち着いた雰囲気です。
この右下には子どもの頃よく遊んだスベリ山があり、そこからの登り口があります。
今はここに修復中の石垣の石が番号を付けられて並べられていました。


角の石はきれいに削られ、美しい弧を描いて積まれていました。
ここの左右の角の石積みが高知城の中でも一番きれいです。


ありふれたヤブランですが、ここで見ると格別です。


三の丸の北側を通り西側に出ると、そこは梅園となっていて「梅の段」と呼ばれます。
2月頃には一斉に花が咲き、みごとです。

 
漆喰壁が老化し落下の危険があるので、現在本丸外側塀の周囲を全部剥ぎとり、塗り直す修復工事中です。
今は東側、南側を青いシートで覆っての工事中です。(2005.9)


本丸の石垣に沿って「梅の段」をなおも進むと南西角に登り口があって
以前に本丸の中から見た黒鉄門がありました。
正面から天守閣に登るだけでなく、こうして歩いて一周するとこの城の規模が体感できますね。

TopPage