2005年4月23日 南国市里改田の山上にある琴平神社に行って来ました。
県道カーブからの分岐点には「桜の名所」とかの看板が出ています。
山に上がり始めると左手には砂利の集積地がありダンプカーが行き違うこともあり要注意です。
尾根に上がり詰めるとこの駐車場があります。
(2004/3/29)
駐車場の周囲には桜がずっと植えられていて、シーズンの夜には提灯が点灯しますのでテーブルなど
を持ち込み夜桜宴会をするグループもあります。
また、海に向かって開けていますから、駐車した車から太平洋が眼下に広がり、とてもよい眺めです。
しかし車で来ると、駐車場から境内入り口までの通路はブルーテントなど生活臭あふれるものがあり、
まったく雰囲気が壊れてしまいます。やはり正統派は石段を歩いて登ることでしょうね。
砂利の集積地を過ぎたあたりに石段の参道が見えましたが、神社の南側に上がってきています。
少しコケのついた荒削りな石の階段で、瀬戸内の琴平とはちがいこれも風土や歴史を感じさせます。
駐車場から入ると拝殿の横にたどり着きます。
海岸の方向に曲がり南からの参道に合流し拝殿に向かいます。
こまいぬさんです。
安政2年に夜須町の方が奉納されています。
ふつうのこまいぬさんとはなんだか目のようすがちがいます。
境内の隅に馬の像が立っています。
神馬の代わりかなと思いましたが、病気を治す力があるとききます。
本社の拝殿の額です。
本社の本殿です。立派な屋根です。
本殿の屋根下などに丹念な彫刻が施されています。
脇社の拝殿です。いずれも立派な彫刻が施されていて、さすがに琴平神社です。
しかし、昨年の台風の影響でしょうか。木が倒れかかったのかもしれません。
屋根が大きく崩れていました。
ここは氏子がいなくて、修復には一般の寄付が必要ということで浄財を募っていました。
崩れた屋根の下に保管されていた絵馬のひとつで、庶民の宴会風景が描かれています。
額を見ると明治40年に奉納されています。
こちらは明治10年に描かれ11年に奉納されたもので、武者絵です。
香川県の琴平神社とは姉妹社だとききますが、由来書の説明板がなく、人もいなかったので不明です。