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大杉


2012年4月12日(木) 大豊インターから国道32号線に出て高知方面に2km足らず走ると、トンネル手前に登り口があります。


少し上がると歓迎の壁画?があり、駐車場があります。


カーブの向こうに八坂神社の鳥居が見えます。
こちら側には案内所があります。
施設整備協力金として200円を払って入場します。


城内は根を傷めないように主な部分は木道になっています。
正面には八坂神社の本道が見えます。


伝承として、延喜12年(912)杉本太郎なるものが、この巨木のもとに
「貴船大明神」と共に「祇園牛頭大王」の尊像を鎮祀したという。


左手に大杉があります。
国の特別天然記念物に指定されています。
2度の台風被害に遭い、大きい枝が折れてしまいましたが、
南北2本の大木が根元で合着していて、根回りは南が20m、
北が16.5m、樹高は南が60m、北が56mです。


樹齢は3,000年以上と推定されています。
大正時代に国の指定を受け、昭和27年の新保護法でも指定されました。


このように突き出ていた大枝が2度の台風で折られてしまって残念です。
残っているこの枝から当時のようすが想像できます。


台風で落ちた枝を輪切りにして年輪を数えたものです。


大正14年に建てられた大杉を賛美する「大杉碑」です。
大町桂月撰、飯田霞洞書となっています。


また、ここは今は亡き名歌手美空ひばりの縁もあり、
「大杉の苑」として整備されています。


作詞家秋元康の自筆歌碑が建っています。
9歳の頃、地方廻りの途中、このあたりでバス転落事故に遭い九死に一生を得た美空ひばりは、
日本一の歌手になれるようにと大杉に祈願し、夢を託したのだそうです。


写真入りの碑もあります。
右のスイッチボックスで、「川の流れのように」、「龍馬残影」、「悲しき口笛」の3曲を選ぶと
演奏が聞こえます。

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