2013年2月7日(木) 延喜式内社 南海道土佐二十一坐のひとつです。
室津から三津に抜ける県道の中程に室津川が流れています。
県道から分かれ室津川を500mほど遡ると左側に待避所があり、その向こうに鳥居が見えています。
室津神社の入口です。
石段を見上げると二の鳥居が見えます。
45度ぐらいありそうな急な石段で、踏み代が短いので気をつけて登ります。
二の鳥居です。鳥居には天保二年と刻まれていました。
両側に立派な石灯籠があったのですが、地震で落下して壊れたのでしょう。
今は火袋がなく、笠もちぐはぐで基礎と竿だけです。また急な石段が続きます。
少し上がると馬の背状の地形に両側を石で固められた参道になっていました。
途中に境内社として星神社がありました。そしてまた急な石段。
やっと社殿にたどりつきました。地域の集会所のような建物です。
一の鳥居からの距離はあまり無いのですが、急な石段なので緊張しました。
「土佐国二十一座の一 室津神社」という小さなプレートが取り付けられていました。
一の鳥居の横にあった説明板によると、
延長五年(927)に編集された延喜式神名帳に記載されている土佐二十一社の一社で、
安芸郡三社の一社である。
天の神とも天津大明神とも呼ばれる天津彦根命を祀り、室戸地方では最も古い神社である。
「続日本紀」の称徳天皇、神護景雲元年(767)夏六月の条に土佐国安芸郡小領凡直伊賀麻呂
が奈良西大寺に、稲二万束と牛六十頭を献上した記録がある。
後の本殿部分ですが、すっかり覆われていました。
下りも当然ですが、気をつけて下りましょう。