土佐の歴史散歩香南市>土御門上皇仙跡碑

土御門上皇仙跡碑


2008年3月17日、香我美町岸本にある月見山の史跡の森を訪れました。




眼下には、ヤシイパークのある隣の夜須町が見えました。


足下にはなにやらかわいい紫の花が咲いています。


ここは土御門上皇仙跡碑のある広場です。


地元の人が建てたのでしょうか、もう古くなって文字が薄くなり一部は読めなくなっています。
「承久の変に破れ、北条義時により後鳥羽上皇は隠岐に、順徳上皇は佐渡に、土御門上皇は土佐に
流された。承久三年(1221)十月阿波の海岸伝いに野根山を越え幡多郡に着いた。そこで約七ヶ月滞
在し翌年(?)五月阿波に移った。その途中ここで(?)しばらく月をご覧になり旅の憂いをなぐさめられ
たと伝えられている。そのときの歌 鏡野や誰が為の名のみにて恋ゆる都の影もうつらず」と書かれて
います。


その他、このこどもの森公園のある月見山には、こんなものもあります。


あたりにはミニ八十八カ所のコースがあり、順にまわることができるようです。


ふもとには神社があり、境内には岡本弥太の詩碑があります。


肺を病み43歳で亡くなった、地元生まれの詩人岡本弥太の詩碑です。


また、そのすぐ外の国道脇には横綱友綱の出生地の碑が立っています。
裏面には、大日本角力協会元取締という肩書きが書かれています。

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