2013年3月5日 延喜式内社 南海道土佐二十一坐のひとつです。
県道231号を香宗川に沿って上がって行くと、小さな石舟様の案内看板がありました。
結構狭い場所もありました。
数台の車が停まれる駐車場に到着しました。鳥居があって右の建物が社殿だと思いました。
しかし、坂道を上がって行くと、
なんと、県内では珍しいぐらい大きい狛犬と、石段がまだまだ上の方に続いています。
狛犬さん「あ」
狛犬さん「うん」。
左に立っている石柱は私の背丈ぐらいありますから、狛犬さんの大きさがわかりますね。
自然石に天忍穂別神社総中と大きい文字で刻まれています。
そしてまた、いくつか小さい文字もあります。
これは頭の方です。式社 大忍里庄八郷総鎮守が刻まれています。
物部氏によって2神を祀った延喜式内社で天忍穂別神社であり、鎌倉時代以後、伝説により石舟神社と呼ばれるようになったらしい。
石舟さまの由来が詳しく掲示されていました。
石段をどんどん上って、と言っても途中で2度ほど休んでやっと拝殿が見えました。
勾配が結構きつく1段が高いので、200段足らずですが、年寄りは疲れます。
この石段の石や石垣の石はどこから持って来たのでしょう。
階段を上がりきると社殿が迫って来ます。
社殿前にあった灯籠には三つ葉柏の紋が入っています。
向拝の梁の上にも三つ葉柏の紋が入っています。きっと山内家が復興か修復をしたのでしょう。
向拝の上部にあった扁額です。
社殿は拝弊殿が一つの長方形の建物で、向拝も突き出ていません。その後に本殿がありますが
鞘殿に覆われています。
扁額に「栲幡千々姫大神」と書かれた境内社がありました。
本殿の横には大きい船の舳先のような岩があり、その上に小さい石船が供えられていました。
反対側には大岩の下に祠の様なものがありました。
本殿の載っている石垣はとても美しい積み方がされています。
石垣の石のひとつに、「安政五年午秋日」と刻まれたものがありました。
注連縄が巻かれている樹木があります。ご神木としたものでしょうか。
町の天然記念物で、高さ32mある大檜です。
下りの石段は注意して下りないと危ないです。