2007年3月23日 高知でも水芭蕉(ミズバショウ)の花が見られるということを聞き、黒滝方面を訪れました。
穴内川ダムを香美市繁藤から遡りました。
ダム上流部に来ると南国市になり、黒滝という集落に入りました。
黒滝から少し奥に入ると小さな集落の上にありました。ちょうどいくつか花が咲いていました。
棚田の上にあがって、上から見ると沢山の水芭蕉の株が植えてありました。
その近くで偶然にも発見したのは、鳥居の形に2本が合体した杉の木です。
きちんと左右の狛犬さんも揃っていて、「地主神社」の御護りをしています。
その石段の上にある鳥居杉です。
昭和41年に南国市の指定天然記念物になっています。
樹齢は約300年なので江戸時代に芽吹いたものですが、いつから鳥居の形に繋がったのかはわかりません。
この地主神社は、杉の木が鳥居状に繋がっているのを見つけ、神を感じた村民により祭られたのでしょうか。
それとも、以前からこの神社が集落の鎮守としてあったところに育った木が繋がったのでしょうか。
付近を歩くと「瀬戸の滝」があるという小さな案内板があり、坂道を進むと瀬戸神社がありました。
この滝の神を祭る小さな社殿の下の方には、滝に続く石段がありました。
あまり大きい滝ではありませんが、何段かに分かれていてきれいな水が流れていました。
「瀬戸の滝」は高さは約15m。滝には大蛇伝説とか娘の身投げ伝説が
よくありますが、ここにもあるようです。
「黒滝自然館せいらん」
黒滝小中学校の跡地が研修施設として利用されているようです。
宿泊設備もあり、山間の自然の中で合宿ができます。