2006年9月28日(木) 小村神社を訪問の後、山の中腹をまっすぐに伸びる階段を見つけ、寄ってみました。
駐車場なんかありません、道路端に車を置いて上がることにしました。
入り口の説明板には次のようにありました。
宇佐八幡宮奉納花採り踊り 日高村無形文化財(昭和三十六年指定) 宇佐八幡宮は、五百年程昔、九州の宇佐神社から 分霊を迎えたものである。 徳川中期に大暴風雨があり井ノ口より妹背口まで押し 流され仮宮を経て現在の鎮座地に至ったといわれている。 この大暴風雨の後、悪病が流行し、多くのものが疫病に 倒れた。宇佐八幡宮にこの悪病が平癒すれば小踊りを 奉納すると祈願したところ、猛威をふるった悪病もたちまち 鎮静したという。 以来、悪病除け、又、五穀豊穣を祈願して踊られてきた。 大祭 十月十八日 |
小さいけれどさすが宇佐八幡宮というだけあって、奉納の狛犬も立派です。
昭和13年4月の日付がありました。
これはたてがみがずいぶん盛り上がっていて、突っ張り狛犬さんのようです。
少し古くて苔むしていましたが、文久2年8月の奉納と読めました。
さて、この石段をあがるのです。
階段の一番上で、待っていたのはカラスウリでした。
地元の方々の手入れがよく、階段両側の草も刈られていましたし、
社殿付近の掃除も行き届いていて大事にされていることが分かりました。
明治15年8月の日付の入った賽銭箱です。
大正14年の日付があります。
昔からずっと地元で信仰され愛され続けてきたと思われます。
振り返ると岡花の向こうに回り込む田畑の緑が輝いて見え、
その中を佐川に向かうJRのディーゼルカーが走り去りました。