2012年8月22日
 歴史写真家前田秀徳氏とともに荒倉神社を訪れました。
 荒倉神社は弘岡三か村の総鎮守の神社です。
 江戸時代、藩主山内家はこの辺りを御狩り場とし、荒倉神社を直営しました。
 それ以前に本山氏吉良氏などはここに合祀されていた諏訪大明神を軍神として信仰していました。

神社の東側です。小川を湧き水が流れています。

神社の正面です。

神社の西側です。荒倉峠越えの昔からの道路です。

狛犬さん、あ(阿)。

狛犬さん、うん(吽)。

山内家直営だっただけあって、今でも結構立派な社殿です。

境内には二万人で運び込んだといわれる巨大な手水鉢がありました。

脇から見た本殿も彫刻が入り、屋根も堂々としています。

脇障子にも美しい彫刻がされています。

拝殿には風化が進んでうっすらとしか見えない絵馬「曳き石の図」がありました。
境内にあの巨大な手水鉢を大勢で引っ張り運び込む様子が描かれています。

これも色あせた絵馬ですが、弘岡の裕福な商家の様子が描かれているようです。