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岡本寧甫誕生地


2010年4月6日(火) 室戸に行った帰りに立ち寄りました。


役場北にあった看板を見て行ってみました。
「寧甫は寛政六年(1794)に生まれ、幼少より勉学に励み,京都をはじめ各所の
高僧、学者の指導を受け、長じて天保九年(1826)土佐藩主の懇請を受けて
藩学者となり、爾来その俊敏を大いに振るい当代著名の大学者に大成する。」
また、間崎哲馬や岩崎弥太郎など、千人以上の門下生がいます。


安田小学校の門前を通り過ぎます。


水切り瓦のついた大きい倉庫のような建物が見えました。
この左側にお寺の門がありました。


夕方5時を過ぎていたので門が閉まっています。
お寺の門とは思えないしゃれたデザインです。
門と離れの建物は大正末期のもので国登録有形文化財です。


乗光寺の札がかかっていて、通用門が開いています。
指月山真宗西本願寺の末。本尊は阿弥陀如来。
説明板には「岡本家の祖先岡本源太郎治長は元幡多一条家の家臣で、
一条氏の息女が安芸城主安芸備後守国虎に縁組みした際、その付き人
として安芸に来たとつたえられ、安芸家滅亡の後、難を避けて安田に来
ました。その子は仏門に入り浄林と称し一寺を建立し乗光寺と唱えたと
いうことです。その年代は天正末期(1580頃)と推定されます。」と書かれて
いました。


中に入ってみました。だれも出てくる気配がありません。
いろんな植物が栽培されています。左手には池もあり、鯉が泳いでいました。


乗光寺の大屋根とこの春の桜です。この寺が岡本寧甫の誕生地だったのです。
岡本寧甫の祖先は岡本源太郎、元は幡多一条氏の家臣で、一条氏の息女が安芸国虎に
輿入れしたときに付き人として安芸に来た。そして安芸氏滅亡の後安田に来てその子
が仏門に入り、1580年頃乗光寺を建てたのだそうです。


乗光寺の東はすぐに南北の県道が走っていて、大きな倉庫は「玉の井」の
酒蔵だったようです。

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