高知県では西の端にある宿毛市ですが、文教の町らしく明治の新しい国造りに大変活躍した人材を輩出しています。
2002年9月7日及び2003年3月3日に訪れました。
宿毛文教センター内にある宿毛市立宿毛歴史館の看板です。
ホールがあるので今日はピアノのおさらい会なのか、それらしい親子連れが出入りしていました。
建物の案内がありました。
歴史展示室の展示です。
江戸時代の宿毛の町並を模型で示し、その上から俯瞰できるようになっています。
宿毛文教センター前に講授館跡の記念碑が建っていました。
1831年、宿毛領主伊賀氏固により開設された学問所です。
「工業富国基」と書かれています。吉田茂の父、兄である竹内綱、明太郎を讃える石碑です。
彼らは炭坑を起こし、小松製作所を経営し、人材育成として早稲田大学工学部を創設し、
さらに明治45年には私立高知工業学校を開設しました。(後に県立に移行)
県立高知工業高等学校同窓会が学校創立90周年を記念して平成14年5月に建てたものです。
林家の邸宅です。
林有造は自由党の領袖として活躍しました。
林譲治は吉田内閣で副総理として国政に貢献しました。
小野氏邸跡です。
文館跡です。
1863年講授館をここに移し、文館とした。読書、習字、算術、作文の四課がありました。
本山白雲邸跡です。
高村光雲に学び、維新の志士像を制作しました。
代表的なものが桂浜の坂本龍馬像です。
小野梓生誕の地です。
改進党の結成、早稲田大学の前身東京専門学校の創立者です。
北方様史蹟碑です。
ここにあった菩提寺の妙栄寺が北方様の墓所と共に500mほど移動したので、ここに碑を建て元の場所を示しています。
北方様は藩祖山内一豊公の姉であり、宿毛領主可氏の母です。