2008年9月23日
笹ヶ峰隧道です。ここの南側を少し下ると土佐北街道との交差点(入口)があります。
このように看板がありますので県道から斜めに登ります。
入口部分は県道に取られて道幅が狭くなっていると思います。
当時は馬も駕籠も通っていたのでもう少し広かったでしょう。
昼なお暗い植林の間を登ります。
道には石が敷き詰められています。これを踏みしめて昔の商人や参勤交代の行列の人々は
登り、或いは下って歩いたのでしょう。
いつの間にか植林が切れて広葉樹が生えています。これはクサギでしょうか。
頂上が見えてきました。標識や案内板が立っています。
九代藩主山内豊雍が安永三年三月八日に笹ヶ峰峠にかかりて詠んだ句です。
当時はこんなに木がうっそうと茂っていたのではなく、切り開かれて休憩所や茶店が
建っていたと思われます。坂本龍馬も剣の修行に出かけ、ちょいと茶店で休憩して行った
のかもしれません。
頂上には1,016mという立て札がありました。昔のように切り開けば周囲の山々が見えて
いいのでしょうに、入口から30分もかからないのはいいですが、今は見晴らしのきかない、
つまらない頂上です。
登りでは気がつかなかったこんな花が木漏れ日のスポットライトを浴びていました。
シモバシラでしょうか。