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2006年9月27日(水) 午前中は秋晴れのお天気でした。ちょうど、このシリーズの中で抜けている28番、32番あたりに行くことにした。
門前の撮影を済ませたところにちょうどご夫婦連れが来て一人ずつ交代で記念写真を撮りだしたがやき。
「お二人で撮ってあげましょう」、と声をかけてみたのですが、奥さんの方はその気十分と見えましたが、
ご主人の方が「恥ずかしいから」と言って断られました。
それでもくじけず、なおも石段を上ると本堂が見えてきました。
上がる途中、右手に手水舎がありました。
左手を見ると鐘楼が高い場所にありました。
少しでも音が遠くまでよく届くように高いところに作ったのだろうと一人で納得。
四国霊場八十八カ所第28番札所 法界山高照院大日寺の本堂です。
真言宗智山派、本尊は金剛界大日如来。
ガラス戸を閉め切っていて人の気配がなくて、寂しいです。
左手奥に大師堂があり、数人のお遍路さんが声を合わせて合唱していました。
大師堂の反対側には地蔵堂という六角形のお堂がありました。
こんな形の建物は作るのが大変でしょうねえ。
奥の院に向かって少し進むと、新築工事中の納経所がありました。
お布施がだいぶ集まったでしょうか、立派な門構えです。
新しくきれいにするのもいいけど、歴史を感じるものがあまりないねえ。
奥の院にでも行たら何か歴史を感じるものがあるかもしれない。
100m歩いたら行けるということですので、セメントで固められた歩道を歩いてみました。
いろんな種類のシダやハギやミズヒキの花を見ながら歩いたら、小さな祠が左手の階段の上にありました。
奥の院は爪彫薬師という薬師堂でした。
首から上の病気を治してくれるということで、祈願成就の御礼の石札が積みあがっていました。
すぐ脇には「大師の御加持水」とされる霊水が流れていました。
平成2年には高知県の名水に選定されたらしい。
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