2013年3月12日(火)

八幡宮は結構広い駐車場を持っています。

一段上がった道路からまだ一段上がる坂道の上に一の鳥居が立ち、狛犬さんが待ち構えていました。

口の開いている狛犬さん「あ」と、

口が閉じて耳が広がっている狛犬さん「うん」です。

一の鳥居と二の鳥居の間には縁起が書かれた案内がありました。
元弘年間1331年頃の勧請らしい。拝殿に特徴があると書かれています。

次ぎに二の鳥居です。灯籠が脇にあります。

参拝者が多いのでしょう、広い手水舎です。

水盤は文政七年(1825)の寄進です。

平成普請が行われているようで、新しい建立や境内の古くなった物の修復などが行われています。
技研製作所の北村家が筆頭寄進者です。昭和の時代にも本殿屋根葺き替えなどを行っていますが
その時も同じように寄進されています。

さらにもう一段上がります。石段の上と下に狛犬さんが座っていました。

小ぶりだけど顔の厳つい狛犬さん「あ」です。

狛犬さん「うん」です。そして石段を上がり、また狛犬さんです。

階段上の狛犬さん「あ」です。目と口、それに巻き毛が特徴です。

狛犬さん「うん」です。片足を石の上にあげています。
こうして見比べるとそれぞれの時代の石工さんの得意とした形があるのですね。

「八幡宮」の扁額です。

参集殿なのでしょうか。

この建物の南側外壁には絵金の下絵をデザインしたレリーフがかかっていました。

神輿の格納庫でしょうか。

社務所でしょうか。いずれも平成普請により建てられたもののようで新しい感じですね。

脇社がふたつ並んでいました。
城山高校の整備拡充により、此の地に遷坐した城山神社と高峯神社です。

拝殿です。
内部は舞殿となっていて、回り舞台を備え地方芝居が行われていた遺構だそうです。

拝殿の扁額です。

文化四年に再建された本殿です。

珍しく大きく石工の名が刻まれています。

玉垣には栄えた頃の赤岡の商人たちの名が数多くあるそうです。

天保年間に寄進された石灯籠です。
これだけの有力な寄進者の多い八幡宮ですが、神祭のお知らせ
は見えません。
赤岡の絵金蔵のホームページに紹介があります。