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葛木�盗_社跡

２０１３年３月３日に訪れました。　延喜式内社　南海道土佐二十一坐の一つですが、現在は近くの葛木男神社に合祀されています。

岡豊高校の西側の田んぼの中に竹藪が繁った場所があり、参道らしき道が伸びています。

参道入口と思われる地点にある狛犬「阿」は慶応二年の奉献です。
鳥居は撤去されていますが、扁額は後方にそのまま残されています。

狛犬「吽」は斜めに割れて落ちていました。

残されていた扁額です。私はここよ、と言っているような。

鎮守の森は既になく、竹藪になっていました。

文久二年の寄進の石灯籠の残骸です。

拝殿跡の手前には割れた瓦が散在していました。

ご神木だったのでしょう。切り株はもうすっかり腐朽しています。

本殿の台座となっていた石積みと思われます。

参道入口に戻ってきました。向こうは岡豊高校です。
葛木男神社に合祀されたのが昭和４７年(1972)、といえばもう４０年を過ぎていますね。
せちがらい世の中で、この土地がそのままになっているのはどうしてでしょう？。
利用価値がない？所有権が不明だから？未だに遠慮がある？それとも氏子たちに再興する気があるのでしょうか？
千年以上前に登録されていた延喜式内社といえども、支える者がいなくなるとこういう状態になる。
いろいろ考えてしまいました。

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