2010年4月18日(月)
五台山竹林寺の東側には広大な園地の牧野植物園があります。
尾根部分を残し、南側には様々な植物が植えられた野外植物園、北側には牧野記念館があります。
常設展示室には「牧野富太郎の生涯」がよくわかる展示があります。
館の半分を牧野博士の展示に使い、残りの半分は植物学の基礎についての展示があります。
少年期の展示入り口です。
「牧野富太郎博士は、1862年(文久2年)4月24日、現在の高知県高岡郡佐川町に生まれました。
幼少から植物に興味を持ち,独学で植物学の研究を続けました。」
青年期の展示入り口です。
「22歳で上京し、黎明期の東京帝国大学理学部植物学教室で植物分類学の研究に打ち込む機会を与えられました。
1887年に友人と「植物学雑誌」、を創刊、同誌上に共著で記載したヤマトグサは日本国内での最初の新種発表となります。」
壮年期の展示入り口です。
「東大講師辞任後1940年には、現在でも研究者や愛好家の必携の書である「牧野日本植物図鑑」を刊行。」
晩年の展示入り口です。
「地域の要望に応じて全国を巡り、土佐人らしい陽気で気さくな語りで人々を魅了、植物を知ることの大切さを一般に広く伝え数多くの啓蒙書も残しました。」
植物標本の山に囲まれた牧野博士の書斎の様子です。
このような部屋であの緻密な図を描いたり文章を書いていたのでしょうか。
「1953年に東京都名誉都民。没後、文化勲章受章。」(以上かぎカッコ内は牧野植物園パンフレットから)
記念館の中庭には博士が命名するなど関係した植物たちが植栽されています。
このほか、南側の野外植物園では四季折々の様々な草木の花が咲き、楽しませてくれます。
間もなく2010年4月24日(土)には新温室がオープンします。それに伴い入園料が700円になります。